10月19日 意見交換会をさせていただきました♡
今回「保育のあれこれ意見交換会」と題して
どんどん複雑になる保育・子育て環境の中
子どもは市の宝 みんなで育てよう意見交換会として
幅広い世代、有識を持った方々にお集まりいただきました
はじめに
岩倉市保育士として37年間勤務された
下司悦子さんに
ひとりひとりを大切にする岩倉保育について
お話いただきました
発達段階をチェックするだけの「保育」は危険に
人としての要求をくむ「保育」が大切
岩倉市には「子ども条例」がある
第3章 子どもの権利を保障するための責務
0-2才の成長過程で大切なこと
*子どもと大人の信頼関係の構築
*抱っこして授乳・指差し・声かけ→信頼を築く
*つかみ食べ
*イメージに基づいた見通し→お散歩や遊びの中で身につける
*砂・泥・水を使った遊び→豊かさ
*子どもに対して保育士の配置が手厚いと実現できる
などなど
おすすめの遊び
*砂場でトンネル→貫通した時の「達成感・満足感」
*3匹の子ブタ→追っかけっこ遊び大好き
おすすめの本
*いないいないばあ
*もこもこもこ
共感が芽生える
「ここがダメ」という保育はダメ
肯定的に成長を援助することが大切
大事なのは
「ひとりひとりを大切に」
「保育士と保護者の良い関係」
「保育者集団と保護者の良い関係」
「保護者同士のお友だちの輪」
互いに子どもたちにとって良い「保育」を学び合うこと
まだまだたくさんお話いただき
大変勉強になりました
質問で
左利きの矯正の話題になり
認定こども園では矯正を促されたが
公立保育園では左利きをみんなで受け入れ給食の配膳や
左利き用のハサミが提供された
矯正した方が良かったのか迷うことがある
という質問に対し
参加いただいていた元保育士さんから
その子の様子を見て
脳で左を意識している子を矯正すると
チック反応が出ることがある
必要な時に必要な手を使えるようになる
など経験に基づく関わりを教えていただけました
その後
テーマに分かれてグループトーク
「子育てに関するフリートーク」
「どんな保育園がいい?」
「さいち保育室について」
「さいち保育室について」が人気で
急遽「どんな保育園がいい?」と合わせて
グループトークしました
「子育てに関するフリートーク」
*北部保育園:空き部屋あるのに何故他に認定園を作るのか?
*さいち保育室:意見交換をしないと良くなっていかない
*異年齢保育:西部・北部から今は全国へ ひとりっ子だがアットホームな園で兄弟のように育った
*きょうだい別園問題:3人北部保育園・1人入れなくて北幼稚園
*南区道徳無認可→ひどかった
*夜遅くまで市交渉→そのお陰で今の岩倉の保育
*臨時職員:会議に出られない 保育について話し合えない
*お便り帳のコメントが無くなった→簡素化されていってる(全園)
*洗濯機の中でカエルが回っていた
*今は保育園内に防犯カメラ→実は監視カメラ
*今は正規保育士がいないと散歩にいかない→以前は毎日だった
*正規保育士を増やさないと!!!
*預かってさえもらえればいい
*小規模保育園:どの先生も子どもをみている アットホーム
*ベテランの先生に親のことも丸ごとみてもらえた
*若い先生大丈夫かな?先生同士で話が噛み合わない
*子どもの時保育園なかった
*孫ができ自分の考えを親に押し付けてはいけない
*岩倉にいて良かった
*昔の子育てと今の子育ては違う→口出ししない
*新人保育士、上の保育士に意見できない
*西部保育園:名草線の西側に唯一 鳥インフルエンザ→ニワトリいなくなった
などなど
「どんな保育園がいい?」
*外国籍の子増えている→翻訳機があるといい(各園に常設)
*保護者も保育士も笑顔になれる→余裕・ゆとりが必要
*岩倉の保育の質→ひとりひとりを大切にしてゆったりとしている・異年齢保育・憧れる先生もいる・7園それぞれに頑張っているテーマがある(全園で共有)
*岩倉の保育の質→未来へ繋ぎたい
*父母・大人の都合よりも「子どもにとって」を優先する方が良いのでは?
*さいち保育室にも父母の会があると良い
*障がいがある子もない子も受け入れしたい
*子ども同士で遊べる→家庭では不可能な面もある
*保育費、国からの予算豊かに!!!→良い保育園を作るための予算
*保育費は自治体の方針が大きい
*横の繋がりが大切→横の繋がりから保育を学ぶ
*繋がりを持つ:声を上げること→みんなで自信持って保育所づくりできる
*発達に合わせた環境(泥遊び・水遊び)
*ひとりひとりを大切にする保育園
などなど
「さいち保育室について」
*子育てのイライラ
*入れたくない気持ち・入れたい気持ち
*保育園に入れない
*要求するより募金募る?
*自然少ないなら、イチゴの苗をプレゼントするか?
*まずは入れてもらえただけありがたい→本当はあの園に入れたくなかった(本心)
*家庭で余裕ない状況よりは良い
*子ども4人、家よりは安心・子どもは子ども同士で遊びたい
*連絡帳で1日の様子知れる
*気になる事:園庭がない・若い保育士・まだ保育士の連携が取れてない→雰囲気良くなってきた・入り口の段差
*散歩はまだ→フォンス内で遊んでる→慣れたら散歩に行く
*面接があった
*キッズチャンピオン→ここでいいか…仕出し弁当気になる、そこしか入れない
*園に行くまでの交通量→危ない道が多い(自転車通園)歩車分離の歩道ない
*伝え合う時代→スマホ時代→繋がり持つことが難しい
*親にとっての「さいち園」園を選べない
*子どもにとっての「さいち園」それぞれの成長に合わせた室内になっているのか?→子どもの制約はないか?
などなど
まとめ
*保育園に入りたくても入れない
*待機状態はストレスがたまる
*小規模保育所への入園は仕方ない状況
*保育の質を維持していくためには「繋がり」が大切
*保育士も保護者も共に「保育」を学ぶ
*ひとりひとりを大切にする保育園が望ましい(教育ではなく保育)
意見交換会の様子を中日新聞さんに記事にしていただきました
なぜ?今回私たちが意見交換会をすることになったのか
小規模保育園 あんな危ない場所にどうして???
という市民からの声でした
岩倉市には「子ども条例」がある
第3章 子どもの権利を保障するための責務
子どもは育つ権利がある
子どもは命を守られる権利がある
保護者も市民も市も事業者も
真っ先に考えなくてはいけないのが「子どもの権利」です
親の権利でも採算でもない
子どもの目線に立った保育園を
つくらなくてはいけない
これが市民に与えられた責務です
この意見交換会で
どうしても預けたい
だけど受け入れてもらえない…
そこしかないから小規模保育園に入園する
その現実が浮き彫りになりました
この意見交換会へ参加するにあたって
色々な方の意見を集めてくださった方がたくさんいらっしゃいました
岩倉市は「保育」に関心が高い自治体です
保育園をつくる際には
必ず市民の声を聴いてください
それが実現するまで
いわくら保育保存会は岩倉の保育を未来へつなぐ活動を続けます
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