岩倉市市民参加条例執行規則第6条（傍聴手続）見直しの請願

〈請願趣旨〉

　岩倉市公立保育園適正配置方針に係る懇話会で、議事録は全文記録としながら委員の発言が省略されていました。また、委員の発言と異なる解釈となる書き換えがあった疑いがあるため、岩倉市情報公開条例第10条第2項の規定により、会議を記録した録音データの情報公開を求めました。

　しかし、岩倉市に会議録は納品されるが、録音データは会議録を作成するために委託事業先において用いられたものであり、市が保有する公文書ではないとして非公開となりました。

　懇話会では録音・録画が認められておらず、委員が議事録を確認して、自分の意見が省略されたことに気づいても、その事実を確認することはできません。記憶が曖昧なまま自己情報訂正請求をすることは、市民にとって大変勇気が必要です。

　執行機関が開催する会議も省略等が行われないよう、また、委員の意見が尊重されるよう、開かれた会議になることを求めます。

〈請願事項〉

①岩倉市自治基本条例第4条(自治の基本原則)第2号

　第17条(情報公開と個人情報の適切な取扱い)第1号に基づき

　個人情報を除く市民が求める情報を正確に提供することを求めます。

②執行機関が開催する会議も市議会同様に開かれた会議となるように

　岩倉市市民参加条例施行規則第6条（傍聴手続）の見直しを求めます。

〈紹介議員〉

木村冬樹議員

堀巌議員

桝谷規子議員

鈴木麻住議員

〈12月6日（木曜日）総務・産業建設常任委員会〉

議長　櫻井伸賢議員

＊賛成＊

桝谷規子議員

大野慎治議員

塚本秋雄議員

梅村均議員

＊反対＊

相原俊一議員

須藤智子議員

〈討論〉

相原俊一議員　反対の討論

・委員ひとり一人の意見を尊重していたら結論は出ない

・市民が求める情報を正確に提供することを求めますとあるが

　今まで正確な情報を提供していなかったことを認めることになる

・執行機関が開催する会議とあり懇話会などとおっしゃったが

　ピリオドが打たれていないからどこまでの会議かわからない

・資料の持ち帰りについて違和感を感じる

塚本秋雄議員　賛成の討論

・市民が主体とした協働を作ろうとしていく岩倉の精神から

　参加する会議においては市民が主体とした会議のあり方を見直す必要がある

須藤智子議員　反対の討論

・請願者の請願趣旨の最後2行

　「委員の意見が尊重されるよう、開かれた議会になることを求めます」は理解する

・正確に提供されていないと思えば個人情報保護審査会に訴える方法もある

・市議会の傍聴規則も無謀だと考えているため、それに当てはめるのはあり得ない

桝谷規子議員　賛成の討論

・個人情報保護審査会には当てはまらない事例

・一人一人の意見が尊重されるのが民主主義のあり方だと考える

＊この請願は12月20日の本会議で採択される予定です。

2018.12

12月請願 ＼採択いただきました／

12月請願＼採択いただきました／